わらべうた「通りゃんせ」の歌詞が生まれた場所は川越市の三芳神社への細道か?

「通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの細道じゃ 天神様の細道じゃ」の歌いだしはだれでも一度は聞いたわらべ歌であろう。郷愁を誘う。遠いふるさとを思い出す。幼き頃、近所の子らと鬼ごっこかくれんぼをして陽が落ちて帰ると母親にきつく叱られた思い出がよみがえり、懐かしさも重なり何だか涙が出て止まらなかった。記事を記録していたので共有できる人がいるだろうかと記事にした。

 

わらべ歌「通りゃんせ」歌詞の発祥地探訪

帰りは恐い細道の謎。わらべうた「通りゃんせ」

黒光りのする土蔵造りの店が並ぶ埼玉県川越市は、首都圏に会って数少ない落ち着いた城下町の風情が漂う。

 

休日には観光バスが難題も停車する川越城本丸御殿のすぐ近く、樟の大木に囲まれて三芳神社が立つ。

ここに「細道」はある。参道から城の曲輪門跡の石碑までの約300m、未舗装の生活道路が住宅の間を縫うように続く。

 

幅一メートルほどの細い道で地元の碑しか知らない。
これがあの「ほそみち」だろうと、同神社の氏子総代、長澤英樹さんは教えてくれた。

 

「いろいろ説はあっても、やはりここが『通りゃんせ』の発祥地だと思っています」。
神社の境内には「わらべ歌発症の所」という碑が建つ。

 

市教委の説明板もあり、「『通りゃんせ』の歌詞の発祥の地であるといわれ」と書かれている。
かつて細道の両脇は高い層僕に光を遮られていたという。

 

日中でも暗い細い道、そう想像すれば『帰りはこわい』のもわかる気がする。
この神社は平安時代に菅原道真(天神様)を祀ったとされる。

 

 

江戸時代には川越城内にあったので、庶民は年に一度の大祭か七五三など限られた日にしかお参りが許されなかった。

その際も、かえりにはもちだしひんなどがないか、警護の侍に調べられた。

 

こうした事情が「御用のないものとおしゃせぬ」「七つのお祝い」「帰りはこわい」の歌詞に合致するし、三芳神社が舞台と言われるゆえんだ。

もちろんこの見立てには異論もある。根拠となる文献や資料もない。

 

「関所遊びに由来する歌」と言う説もある。
江戸時代に箱根の関所が手形のないものは通さず、親の重病などに限り認めたが、帰りは許さなかったことを歌った、と言うものだ。

 

箱根に近い、小田原市国府津の菅原神社にも「通りゃんせ」の発祥地という碑がある。
三芳神社も統括する川越氷川神社の権禰宜、佐倉聡さんも三芳神社が発祥の地と判断はできませんと慎重に話す。

 

地方に伝わる物語に詳しい日本語学者、糸井通浩さん、東京光華女子大教授は「歌詞から解釈しても発祥地はわかりにくい」と指摘する。

 

冒頭の「通りゃんせ」「細道じゃ」と言ういい方は関西弁に似ている。終盤の「帰りはこわい」は唐突な感じがするが、こわいを「恐ろしい」ではなく、東北や九州の一部のように「疲れる」と取れば、往路は元気でも帰途は疲れるとも読める。

 

「通りゃんせ」の曲は75年「故郷の空」とともに信号機の音声メロディー(視覚障害者用付加装置)の統一基準に選ばれた。

 

全国的に有名な旋律で、かつ作曲者が不明で著作権の問題が無いことも選定理由だったらしい。
しかし、編曲者はきちんと存在する。今は忘れられた存在に近いが、「童謡の父」とよばれた「本居長世である。

 

 

わらべ歌【歌詞】「通りゃんせ」

 

♪ 通りゃんせ 通りゃんせ

ここはどこの細道じゃ

天神様の細道じゃ

ちいっと通してくだしゃんせ

ご用のないものとおしゃせぬ

この子の七つのお祝いにお札をおさめに参ります

行きはよいよい 帰りはこわい

こわいながらも通りゃんせ 通りゃんせ ♪

 

わらべ歌「通りゃんせ」は全国にいつ頃伝わったのか

 

わらべ歌の「通りゃんせ」は江戸時代に全国的に広がったといわれる。

 

子供が遊戯をする際の歌。
歌詞の内容は地域によって異なっていたが、
大正10年(1921年)に本居長世がピアノ伴奏をつけて、編曲、長女みどりの歌でレコードを出した。

 

これが人気となって一般に定着した。

上記の歌詞は東京に伝わるもの

 

遊戯もさまざまな形がある。一般的には対面した2人の子供(親)が両手でアーチを作り、
その下を他の複数の子が歌いながらゆっくりとグルグル回り、歌の最後で親がアーチを下ろし通せんぼ、捕まった子が次の親になる。

 

親と捕まった子が問答をする場合もある。

 

「関所遊び」とも言われた。

〚出典:朝日新聞2008.5.10(土)朝刊より:文・及川智洋 氏〛

 

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